NFTのFloor Price(フロア プライス)とは

NFTプロジェクトの「価値」を見極める大事な指標として、Floor Price(フロア プライス)というものがあります。
「フロア価格が上がった」「フロア価格が下がった」といったような言葉をよく耳にしますが、この「Floor Price」とは一体どういう意味なのでしょうか。
今回は、Floor Priceの意味とその重要性について、解説してまいります。

Floor Price(フロア プライス)とは

Floor Price(フロア プライス)とは、出品されているNFTの中で一番安い価格のことを言い、日本語ではフロア価格(最低価格)と呼ばれています。
Floorは「床」という意味であることから、「底値」を表すときにビジネス界で広く使われている言葉です。
OpenSea(コレクションページ)の下記赤枠部分が「フロア価格」になるのですが、例えば日本トップの「CryptoNinja Partners(クリプトニンジャ パートナーズ)」の場合、2.185ETH(イーサ)が執筆時点の最低価格となっております。

日本円に換算すると約47万円。
そのため「47万円出せば今すぐCNPが買える」ということになるのです。

フロア価格は株価のようなもの

フロア価格は、株式投資でいう「株価」のようなものでもあります。
下記画像をご覧ください。

こちらは、ワンダープラネットというゲーム会社の株価情報で、左側に並んでいる数字が「売りたい人の数」、右側に並んでいる数字が「買いたい人の数」になります。
そして赤枠部分の「1,145円」が売りたい人の中で最安値の価格、いわゆる「フロア価格」となるのです。
そのため、「売りたい人」より「買いたい人」が多くなれば自然とフロア価格は上がり、逆に「買いたい人」より「売りたい人」が多くなればフロア価格は下がることになります。
ゆえに、フロア価格はそのプロジェクトの人気を示す大事な指標と言われているのです。
このフロア価格の推移は、OpenSeaの「Analytics(分析)」で簡単に見ることができますので、このコレクションの価値はどういった動きをしているのか、ぜひ確認してみてください。

まとめ

以上、今回はFloor Priceの意味とその重要性について、解説致しました。
フロア価格は、プロジェクトの「価値」を見極める大事な指標とお伝えしましたが、それが全てではありません。
大切なことは「現在のフロア価格」ではなく、今後どうなっていくかという将来のフロア価格です。
例え現時点では安くても、そのプロジェクトに可能性があれば、フロア価格はどんどん伸びていくことになります。
その代表例がCryptoNinja Partners(CNP)でした。
CNPのリリース価格は0.001ETH(約200円)だったことから、いかに「人気コレクションに成長したか」というのがお分かりになることでしょう。
NFTは、まだまだ始まったばかりの市場です。
CNPに続く次なるスターを、ぜひ探してみてください。

この記事のまとめ
Floor Price(フロア プライス)とは、売りに出ているものの中で一番安い価格のこと
フロア価格は、株式投資でいう「株価」のようなもの
買いたい人が多ければフロア価格は上がり、売りたい人が多ければフロア価格は下がる
フロア価格は、そのプロジェクトの「人気」を示す大事な指標

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