NFTにおけるOffer(オファー)とは

Offer(オファー)とは

NFTを購入する手段のひとつに「Offer(オファー)」というものがあります。
オファーとは一言でいうと「価格交渉」のことで、「この金額で売ってくれませんか?」と提案する値引き交渉です。
購入希望者がNFTの現オーナー(所有者)に対して行ない、「承認」されることで売買成立となります。
買い手にとっては「floor price(最低価格)」より安く購入できる可能性があるので、非常に有効な手段だと言えます。

Offer(オファー)の特徴

オファーの特徴として、必ずしも最高値でオファーした人が買えるものではないということが挙げられます。
例えば、1ETH(イーサ)で販売されているNFTがあったとしましょう。
この作品に、Aの人が「0.8ETH」でオファーを出したとします。
続いて、Bの人が「0.9ETH」でオファーを出しました。
これが「オークション」であれば、最高値をつけた人物(B)に決まるのですが、オファーの場合は所有者が誰に売るのか・売らないのかを自由に決められるため、必ずしも最高値を提示した人に決まるわけではないのです。
もし、Aの人が「影響力のあるインフルエンサー」だった場合、ファウンダー(コレクション創設者)からしたら安く売ってでもAの人に売る方が効果的だと言えるでしょう。
どんな人からオファーがきたのか、いくらでオファーがきたのかは、OpenSeaの「作品ページ」にて確認できます。

左から、
価格(Price)→ 提示された金額(イーサ)
米ドル価格(USD Price)→ イーサを米ドルに変換した場合の金額
最低価格差(Floor Difference)→ フロア価格から何%引きか
有効期限(Expiration)→ オファーの有効期限
送信元(From)→ オファーした人物のアカウント
となります。
そのため、 の「送信元」を見ることでどんな人からオファーがきたのかを確認することができるのです。
ちなみに、自身が所有しているNFTにオファーがきた場合は「From(送信元)」の隣にAccept(受け入れ)ボタンが表示されますので、オファーを受ける時はこちらのボタンからお進みください。

Offer(オファー)の仕方

続いて、オファーの仕方(手順)をご説明します。
買いたい作品にオファーをする場合は、「作品ページ」にMake Offer(オファーを提示)というボタンがありますので、そちらから価格交渉することが可能です。


上記画面にて、
いくらでオファーを出すか
このオファーをいつまで有効にするか
を入力することで、オファーを申請することができます。

コレクション全体にオファーを出すことも可能

これまでは、特定の作品(NFT)に対してオファーを出す方法をお伝えしましたが、OpenSeaではコレクション全体にオファーを出すことも可能です。
例えば、あるコレクションのNFTは欲しいけど作品にはこだわらないといった場合。
所有者一人ひとりにオファーを出すのは大変なので、そういった場合はコレクションオファー(一括オファー)を使用します。

上記画像の「コレクションページ」に、Make collection offer(コレクションオファーを提示)というボタンがありますので、こちらからお進みください。

通常のオファーと異なる点は、
オファーの数を選択できること
属性を選択できること
の2つです。
特定のNFTにオファーを出すのとは違い「コレクション全体」にオファーを出すため、希望個数を設定できます。
また、コレクションが細かくカテゴリー(属性)に分類されている場合は、そのカテゴリーを指定することで「属性へのオファー」も可能です。
(属性を指定しない場合は、コレクション全体にオファーがいきます)
以上、今回はNFTにおける「オファー」について解説させて頂きました。
通常のオファーもコレクションオファーも「買い手」にとっては非常に有効な手段となりますので、ぜひ駄目もとで試してみてください。

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